迷走中の30女生きる

Over30、独身、子なし女のそれなりに幸せな日々を綴ります。

本レビュー「そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ著」

お久しぶりです。

毎日生きてます。人と話す機会が減って、会話下手になりました。

でも、生きているって素敵なことですね。

 

瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読みました。

話題になっていたので、本のタイトルは知っていましたが、

なかなか興味がわかったところを、知り合いにおすすめされて手に取りました。

 

まずは一言、本当に面白いから読んでほしいです。

 

 

≪あらすじ≫-------------------------------------------------------------------------------------

森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。

だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。

この著者にしか描けない優しい物語。

「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」

身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

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親って、家族って何だろうって考えた時に、家族を構成する人間はみんな個性があって、血のつながりでは語れないなと考えさせられた。

血のつながっている家族でも色んな形が世の中ある。

でも、それを家族の中から比較することってないから、気になるよね。

私も自分以外の人がどんな家族に囲まれて、どんな生活をしているのか、とっても気になります。

 

タイトルの”バトン”は誰から誰へのバトンなのか、見てほしい。

読んでいて最後に、そうだったのかとグッときました。

 

生きるってバトンを渡していくことだと思うと、少し自分の生きていることに意味が持てる気がして、素敵な本と出会ったと思いました。

学校や会社で自分の存在が後世に影響しているかもしれないし、自分たちが選んだ政治家が後世に影響が出るわけだし。自分がここにいる責任があるってこと、自分がいる存在価値をちょっと肯定することにつながる本でした

。存在に意味があるってなると責任も感じてしまいますが。

 

たぶん読み手の状況によって、誰に主軸をおいて読むか変わってくると思う。

私は森宮さんをメインに読み進めました。

森宮さんみたいになりたいよね。癖があるけど、愛を感じるキャラクターで。

”一緒に生きていく関係性に名前を付けるなら”って前提に家族があるような気がして、今の環境が当たり前ではないってことを教えてくれる本でした。

 

私でも夢中になって1日で読めるくらいなので、子供も大人も面白い本だと思います。

映画化されたみたいで、気になりますね。


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