お久しぶりです。
毎日生きてます。人と話す機会が減って、会話下手になりました。
でも、生きているって素敵なことですね。
瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」を読みました。
話題になっていたので、本のタイトルは知っていましたが、
なかなか興味がわかったところを、知り合いにおすすめされて手に取りました。
まずは一言、本当に面白いから読んでほしいです。
≪あらすじ≫-------------------------------------------------------------------------------------
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。
だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。
この著者にしか描けない優しい物語。
「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」
身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。
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親って、家族って何だろうって考えた時に、家族を構成する人間はみんな個性があって、血のつながりでは語れないなと考えさせられた。
血のつながっている家族でも色んな形が世の中ある。
でも、それを家族の中から比較することってないから、気になるよね。
私も自分以外の人がどんな家族に囲まれて、どんな生活をしているのか、とっても気になります。
タイトルの”バトン”は誰から誰へのバトンなのか、見てほしい。
読んでいて最後に、そうだったのかとグッときました。
生きるってバトンを渡していくことだと思うと、少し自分の生きていることに意味が持てる気がして、素敵な本と出会ったと思いました。
学校や会社で自分の存在が後世に影響しているかもしれないし、自分たちが選んだ政治家が後世に影響が出るわけだし。自分がここにいる責任があるってこと、自分がいる存在価値をちょっと肯定することにつながる本でした
。存在に意味があるってなると責任も感じてしまいますが。
たぶん読み手の状況によって、誰に主軸をおいて読むか変わってくると思う。
私は森宮さんをメインに読み進めました。
森宮さんみたいになりたいよね。癖があるけど、愛を感じるキャラクターで。
”一緒に生きていく関係性に名前を付けるなら”って前提に家族があるような気がして、今の環境が当たり前ではないってことを教えてくれる本でした。
私でも夢中になって1日で読めるくらいなので、子供も大人も面白い本だと思います。
映画化されたみたいで、気になりますね。