迷走中の30女生きる

Over30、独身、子なし女のそれなりに幸せな日々を綴ります。

本レビュー「古本食堂 原田 ひ香著」

こんばんは。

年末年始も終わり、日常が戻ってきました。

ありがたいことです。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

前回に続いて、本のレビューです。

≪あらすじ≫------------------------------------------------------------------------------

かけがえのない人生と愛しい物語が出会う!
神保町の小さな古書店が舞台の
絶品グルメ×優しい人間ドラマ
大ベストセラー『三千円の使いかた』『ランチ酒』の著者による熱望の長篇小説

美希喜(みきき)は、国文科の学生。本が好きだという想いだけは強いものの、進路に悩んでいた。

そんな時、神保町で小さな古書店を営んでいた大叔父の滋郎さんが、独身のまま急逝した。

大叔父の妹・珊瑚(さんご)さんが上京して、そのお店を継ぐことに。

滋郎さんの元に通っていた美希喜は、いつのまにか珊瑚さんのお手伝いをするようになり……。

カレーや中華やお鮨など、神保町の美味しい食と心温まる人情と本の魅力が一杯つまった幸せな物語。

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これはほのぼのしたお話で、一話一話が短く読みやすいです。

神保町が舞台で、亡くなった兄の古書店を引き継いだ珊瑚さんと、姪っ子の美希喜ちゃんがメインのお話でした。

神保町の町の魅力が、古書店からも毎度でてくる美味しそうな食べ物からも伝わってきます。

今度、街歩きして、出てきたお店ぜんぶ周りたい!

そう思わせてくれます。

 

また、珊瑚さんと美希喜ちゃん含めて、みんな悩みを抱えていて、

そんな悩みを古本と人との出会いとごはんが解決の後押しをしてくれるところが素敵でした。

話にでてきた古本も読んでみたい。

とくに沢村貞子さんの料理本

時代は違えど、書かれていることに共感できる感じでした。

 

この本はちょっと疲れて、人と距離を置きたいとか、なんか最近うまくいかないなって時におすすめです。

心にささくれができたら、ぜひ読んでみてください。

さらりと読めるし、心が温まります。

 

私は昼下がりにホットミルクをお供にして読みましたが、リラックスして読めておすすめでした。

文字から描写されている風景や人を創造して、自分で色付けしていく作業は楽しいものです。