原田ひ香さんの「ラジオ・ガガガ」を読み終えました。
本屋でパケ買いしました。
最近はパケ買いすることは少なかったのですが、直感で選んだら新たな世界が見れて、直観力が培われるかもと思って購入しました。
≪内容≫--------------------------------------------------------------------------------------------
人生で大切なことはすべて深夜のラジオが教えてくれた。
夜更けに、ラジオのスイッチを入れる。
きょうも一日、いろいろあった。みんな、どんな事情を抱え、なにを考える?
私たちは、精いっぱい生きている。
実在するラジオ番組に耳を傾ける人々の人生を切り取った哀歓5篇。
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皆さんはラジオを聞いていますか?
ラジオが好きですか?
私は学生時代は好きなアニメのラジオを聞き、雑音が入るから聞きながらアンテナの向きを調整したり、カセットテープやMDに録音したり、今思い返すと愛しい学生時代でした。大人になってからは、色んなラジオ番組を聞くようになりました。
顔が見えない人が近くで自分に語り掛けてくれるような、なんともいえない距離感がすきです。
ケアホームに入所しているおばあさん、
異国で商売に失敗した男性、
シナリオを書いている主婦、
ダサいと思いながらラジオを聞く女の子、
ラジオドラマのシナリオライターを目指す男性、
5人それぞれを主人公とした短編集です。
私が好きだったのは、ケアホームに入所しているおばあさんとラジオドラマのシナリオライターの男性の話です。
小説自体もボリュームも程よく、読みやすいです。
ラジオを聞いている人は共感できるし、聞いていない人もラジオを聞いてみたくなるような本だと思います。