2020年に公開された「きみの瞳(め)が問いかけている」を観ました。
なんとなく話が韓国ドラマっぽいなと思っていたら、2011年に公開された韓国映画の「ただ君だけを」が原案でした。
監督の三木孝浩さんの作品は「僕等がいた」や「坂道のアポロン」を拝見したことがありますが、原作がある作品を監督しているイメージがあります。
吉高由里子さんの作品は観たくなってしまうんですよね。
不思議な魅力がある方です。
≪あらすじ≫------------------------------------------------------------------------------------
視力を失くした女と、夢を失った男。運命に翻弄される2人の、痛いほどの純愛--。
不慮の事故で、視力と家族を失った明香里。
罪を犯し、キックボクサーとしての未来を絶たれた塁。
二人は出逢い、恋に落ちる。
暗闇だった人生に、再びやさしい光が射すような幸せな日々。
だが、彼らの出会いは、決して偶然ではなかった。
過去の事件の影が、逃れられない宿命となって、二人を引き裂いていく──。
本作でW主演を務めるのは、華やかな存在感と数々の賞に輝く確かな演技力で、今や日本のトップに立つ女優、吉高由里子と、2020年のエランドール賞や日本アカデミー賞新人俳優賞に輝き、エンタメ界に嵐を巻き起こし続けている横浜流星。
恋愛映画の旗手・三木孝浩監督のもと、吉高は目が不自由という難役に、横浜は世界大会で優勝したこともある空手経験を活かした天才キックボクサー役に挑む。
主題歌を担当するのは、世界で活躍しているBTS。
映画への主題歌提供は初めてとなり、完全書き下ろしの歌詞と美しくも切ないメロディーが映画の世界観を彩っていく。
究極の愛の末に、2人が選んだ結末とは──
いま観客から最も観たいと切望される2人の、あまりに切ない純愛ラブストーリーが誕生した。
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恋愛恋愛していない大人のラブストーリーでした。
多分これが男女じゃなくても、二人の関係性は成り立つんじゃないかなと思うくらい。
人は大切な人のためにどれだけのことができるのか。
それにつながる言葉が、劇中で出てくる
”彼女の瞳が問いかけている、僕は答えなければ”
です。
吉高さん演じる明香里の好きなロミオとジュリエットのセリフで、
この言葉のとおり、横浜さん演じる塁は明香里のために頑張ったんだろうな。
そして、下のシーンがとても素敵でした。
明香里は触ることで塁を感じ、そんな明香里を見つめる塁。
美しいシーンだし、何か特別なことをしているわけではないのにすごく官能的に感じました。
傷を抱えた二人のラブストーリー。
王道な話で、まさか!という展開はないけど、心に沁みた作品でした。
二人には幸せになってほしい。
秋の夜長にラブストーリーを観たいわって方はぜひおすすめの一作です。