久しぶりに本のレビューを書きました。
「人は話し方が9割」。有名な自己啓発本ですね。
人と話すことが以前より制限されているので、より短い時間に、より上手にコミュニケーションをはかりたいと思って、手に取りました。
≪あらすじ≫------------------------------------------------------------------------------------
「もう会話で悩まない!疲れない!オロオロしない!」――もっと話し方がうまければ、人生うまくいくのに……。「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。本書でお伝えするのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる、ちょっとした、でも多くの人が気づいていないエッセンス。過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことがラクになり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!
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この本を読んで、基本になる考え方は下の5つかなと思います。
基本的な考え方
- 苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす
- 相手を否定しない
- 相手に興味を持ち、理解し、認める
- 相手から好かれるよりも嫌われないようにする
- 相手の幸せを願いながら会話すると相手には伝わる
苦手な相手と無理に会話はしなくていいっていうのは、あたりまえなことなんだけど驚きました。だって、苦手な人ともうまくコミュニケーションをとりたいから、会話がうまくなりたいと思ったもの。
でも、たしかに好きな相手だったら、否定はしないし、興味も持つし、幸せを願いながら会話できるなー、と。好きな人との会話がうまくなった状態で苦手な人とも話せることがいいのかも。
私が特に印象に残ったのは、下のとおり。
- たくさんの人と出会ってきた中で、一人から言われたことを気にして委縮するのはもったいないこと
- 沈黙は悪いことではない
- 否定のない空間を作るには①否定禁止、②笑顔でうなずく、③プラストーク(前向きな話)を徹底する
- 話題に困ったら相手との共通点は「食べ物」「出身地」「ペット」で探す
- 「口は悪いけどいい人」はいないので相手の気分を害する余計な一言はいわない
- 悩んでいる人にポジティブアドバイスせず、一緒に考えようがいい
- フリートークで話をまとめるのはだめ
- 負け惜しみをいわず、素直に称賛する
- 叱るときは意欲的に相手へ敬意と期待を伝える
- 叱られたときは謝罪と感謝を伝える
- 高圧的な態度の人には、反応しないことが防御になる
- 自分の言葉を一番聞いているのは自分なので感謝の言葉を積極的につかう
いっぱいありました。下線はより共感した内容です。
他にも書きたいことはあるけど、長く長くなるので12個だけピックアップしました。
読んでいて、当たり前だなと思うことも書いてあるけど、実行できているかは別の話。
定期的に読み直して、今の自分を振り返るのに絶対良い本だなと思います。
自己啓発の本にありがちな、難しくて読みにくいというのが全くなかったですし、ボリュームもほどよかったので、おすすめです。